2015年1月1日
 明けましておめでとうございます。
旧年中はなにかと我儘な私にお付き合いを下さいまして、心苦しいばかりでありました。
本年こそ、素直な釣り人になるべく努力する所存ではありますが、多分、益々めんどくさい釣り人になってしまいそうで、我ながら怖くも思っております。

昨年の禁漁後より放置状態でありましたこのHPでしたが、もうちょっとしたら活動を開始いたします。
今は、その開始時期を、和良の解禁の2月1日にしようか、郡上の15日にしようかと悩んでるところではあります。
まあ、その時の積雪状況によるでしょう。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 (初アマゴ)
2月1日 ヲンボ谷 
 ここ奥美濃地方は、12月の始めから結構雪が降って難儀しとりましたが、1月に入ってからはさほど降ることはなく平穏でありました。
さほどは寒くはない。とは言え、この白鳥町の積雪は6~70㎝くらいでしょうか。
でも数日前から冷え込みだして、今朝も寒い。
今日は和良の解禁日。急に冷え込んだから、行っても釣れる訳ない。雪の堀越峠なんて走りたくない。でも、じっとしてられん。
朝から空の様子を伺うも、幸い時折小雪が舞う程度だったので10時半に出発。
途中、森下釣具で和良の年券と、ついでに郡上の年券も買って、クネクネと峠を越えていきます。
そして八幡町と和良町の境目あたりが積雪の一番多いところで、まあ、白鳥に近い量です。そして和良の中心部に行くにしたがって、極端に積雪量が少なくなっていくはずなんですが・・・、そんなに少なくならない。事前に調べた「和良町・宮地(和良ドームのあたり?)、積雪0㎝」はウソです。田圃は一面真っ白で、民家の屋根の北斜面では40㎝くらいはあるか。
これでヲンボ谷にたどり着けるかと不安に思ったものの、その林道は、軽トラが何度も通った轍が凍ってて、たとえ滑っても、その轍にもどってくれる(引き返そうにも、一度入ったらUターンできない)。私はジムニーだからよかったけれども、普通車だったらすぐにカメになってしまうし、大きな4WDだったら、その轍に沿って走れないでしょう。

そして12時前に駐車スペースを見つけて到着。固くなった新雪に突っ込んだから、一応バックを試みたら、ズルズル滑って、車が雪に沈み込んでいきます。でも私は白鳥の人間。冬の間は、ちゃんとスコップ積み込んでます。タイヤ周りをザクザクしてこれで安心。
そしておにぎりをほおばって谷に立ちます。
なんかワクワクする。4か月振りだもんな~。
凍える手で#16のヘヤズイヤー結んで、小さな小さなガン玉を付けるのに2回失敗して、渓流用目印の短く切ったものを3本束ねにして付けようとしたのに2本しか付かなかったけれど、それでよいです。静々と竿を振る。
一つ目のポイント、二つ目のポイント、三つ目のポイント・・・・・、反応ないです。まあ、寒いからね~。
それからしばらくして、フライの辺りでライズした?ような気がした。いや、きっと上の枝から落ちた滴でしょう。
同じポイントを再び流したら、何かがフライに絡んだような気がした。いや、きっとゴミが絡んだんでしょう。こんな寒いのに反応する訳がないでしょうが。
でも次のポイントでは、しっかりと目印にライズした。そこでは釣れなかったけれど、次のポイントで写真のアマゴが釣れました。
目印がフッと消し込んで、弱々しいプルプルとした感覚。
嬉しい~~。

それからもうちょっとして、同サイズを1匹。もう今日はこれで満足。
なので、最近考案した「例のフライ」のスイミングテスト。これらのフライ、たらいの中では魅力的に泳いでくれてても、実際の渓流の中では中々にイメージ通りにはいかない。
まずはAタイプ。キビキビしてますが動きは小さいか。あまり沈められないな。
次にBタイプ。予定通りの動き。合格点です。
そしてCタイプ。というか、これは既製品にちょっとだけ手を加えたものです。参考品に過ぎません。が、こいつが一番釣れそうな気がする。

そろそろくたびれたし、満足もしとるし寒くなったので今日はこれで終了。車に戻って時計を見たら、まだ2時でした。

 
 (キリシタン遺跡)
2月21日 色々な谷 
 以前に船長のブログに「キリシタン遺跡」というのが紹介してありました。で、そこには小さな谷も写ってたので興味はあったんです。
そしてこの1月のヒマな日に、長良川左岸の谷で2月3月に釣れそうな谷はないかと探してたら「キリシタン遺跡」の看板を見つけたのです。でもその時は長靴を持ってなかったんで、谷の向こうにあるそれは見られなくって今日改めて行ってきました。
美並町の南の方に大原川?というのがありまして、その林道をちょっと進むとその看板があります。まずはウェーダー履いて対岸に渡ってその遺跡を確認。聞いたところによると、高速道路建設の折にその石碑が発見されたとか・・・。ということは、それは何百年かは土の中に眠ってたことになる。ところがですね・・・、ちょいと模様がはっきりしすぎてないかい。よーく見るとですね、昔彫られた模様の溝に沿って、黒いマーカーかなんかで色付けしたみたいな・・・・・。う~ん。

気を取り直してニンフ結んで釣り始めます。
ここは小さな谷ながら岩盤質でそれなりに淵もあって、お魚が居ればそこそこな谷です。水質もあまりよろしくないし、まだ冬なのに川海苔がはびこってます。1回竿出せば2回目はないでしょう。とりあえず1時間ばかり釣って、最後の小さな堰堤下で目印が消し込んだけれどフッキングはしなかった。
クソンボかも知れん。

それから釜ヶ滝川。ここならニジマスが釣れんかと・・・。
まず車止めて、スポーツスターでおでんを温めようとしたら、火力調整コックのとこからチロチロと燃料が漏れる。これじゃあ使えん。やむえずおでんはあきらめて、おにぎり2個ほおばって谷に立ちます。
ここでは新作の「例のフライ」。前回どうも動きのよろしくなかったやつを再考。フライを直すんではなく、フリーノットを採用して解決した。そして竿も新作。昔作って駄作と判断したやつをちょっと削って、ティップはまた別の奴をちょっと切って組みなおしたやつ。それぞれ、なかなかよろしかったですが、これも昔買ってあんまり使わなかったリールを使ったら、しばらくして動かなくなった。ラインブラブラでうっとうしいです。
でもあるポイントで魚が反応したし、もう一個のポイントでは2回アタリがあったので(フッキングはしなかったが)とりあえずは満足しましょう。

でもやっぱりリールが動かないのはうっとうしい。出渓して那比川を遡る途中に船長と出会って情報交換。釣れんらしい。・・・良かった。
新宮川について、いつものリールを装着して、ニンフ結んで仔アマゴ1匹に終わりました。

 
2月28日 宮ヶ洞 
 今まで宮ヶ洞林道には雪があるかと思って避けておったんですが、そろそろ大丈夫なんじゃないかと行ってみたら、雪なんかはほとんどありませんでした。除雪の跡もあったから、先週でも先々週でも行けたかと思うと、ちょっと悔しい。
そして10時半過ぎに橋の所に到着。水は多めです。この時期にフライにはちょっと多い。きっと、先週やら先々週の方がずっと条件は良かったはずだと思うと、そこそこ悔しい。
でも、橋の上から水面をのぞいたら、数匹の魚が走った。釣れるかも・・。
そそくさと準備して、#16のヘヤズイヤー結んで釣り始めます。天気は良くって風もなく温かいけれど、ハッチサイズは小さい。増水のせいだね。1時間ちょっとで1回しか反応なかった。それでも、その1回のチャンスをものにした私はエライ。16㎝はあるゾ・・・・。

それからちょっと上流に行って、カップおでんを温めておにぎりほうばってビールなんぞを頂いて、再び谷に立ってニンフを流し続けます。午後になったから、少しは状況が変わらんかと・・・。
変わらなかった。。
いっそ、例のフライの新作を試す。するとすぐ、仔アマゴが反応した。まあ、やっとこ反応しただけですが・・。もうしばらくして、もう1回だけ、仔アマゴが反応した。それだけ。
またニンフに戻す。一生懸命流す。そして1回だけ、目印に仔アマゴが反応した。それだけ・・。
3時出渓。