5月11日 大洞谷川
 今年の3月に、ここの下流部で釣りをしていた折、漁業監視員さんに会いまして少しばかりお話をしました。
その方は非常にすがすがしいオジサマで、別れ際には「釣りに来てくれてありがとう!」とまで言ってくれたのでした。
その時に私はここの林道状況が知りたかったので「上の堰堤まで行けますか?」と聞いた時には「堰堤?ああ、行ける行ける行けますよ」と仰ってた。それからここのイワナについても聞いてみたら「イワナ?ああっ、ずっと上流に行ったら居ますよ」と答えてくれた。その他にも、この谷のことを色々と教えてくれたのでした。

そんなことがあって、ここの上流に行ってイワナを釣りたかったのですが、なんとなくのびのびとなってしまってる所へ、局長さんから「大洞谷川の奥へ行きましょう」とのお誘いがあって、そそくさと出かけました。
計画では、林道の行けるとこまで行って、そこから釣る予定。一人だとちょっと心細いけれど、2人なら安心して行ける。
9時半過ぎに待ち合わせのコンビニで局長さんと合流して、しばらく進んでジムニーに乗り込んでもらって、大洞谷川林道を進みます。
が、堰堤の手前数百メートルの林道。倒木で進めないじゃないですか・・・。
監視員さんよ、話が違うじゃなか。
今思えば「堰堤?・・・」の?マークが気にかかる。あの方、その堰堤を知らないんじゃないか。もしくは、何かと勘違いしてるんじゃないか。そうなると「イワナ?・・・」の?マークも気になる。本当にこの谷にイワナが居るのか???
で、ここに車を止め置くのもはばかられるしUターンも出来ないので、バックすること数百メートル。クビが攣りそう。

結局、車から1キロ弱を歩いて、堰堤から入渓となりました。
私はドライフライで局長さんはハズカCフライ。
ドライフライでは最初に1匹釣って、その後もポツポツとは出ますが、なかなかフッキングには至らず。2時間半ばかりで5匹ほど釣ったか。上流へ行くにしたがって反応は鈍くなった。ハズカCの局長さんは、時折悔しそうな声を発します。まあ、悔しい場面だったのでしょう。でも、ハズカCフライでは1匹も釣れなんだ。あれでアマゴを釣るのは大変なことなのです。
帰り道、局長さんはあの堰堤で、ドライフライでアマゴを釣った。

遅い昼食後、局長さんはトムさんを探しに近所の谷に行った。
私は大洞谷川下流に入ってドライフライを流した。けど、尻すぼみに終わった。

 
5月19日 庄川タケノコ釣行 
 例年であればタケノコ釣行は25日辺りなんですが、師匠が言うには「今年はタケノコ(本物の)が速かったから、庄川のタケノコ(ヒメタケ)は早いはず」との予想を踏まえて、いつもより1週間早いタケノコ釣行となりました。
結論から申し上げますと、師匠の予想はドンピシャで、笹林の中をうろつけば、丁度良いくらいのヒメタケが、あちこちにありました。

この日9時過ぎに、師匠と船長が私の軸屋に来てくれて、コーヒーなんぞを馳走して9時半過ぎに出発。途中、荘川の道の駅に立ち寄って食材を調達したので、現地到着は10時半。
まずは小ビールで乾杯して、各自笹薮に入ったり竿を出したりします。私はあんまりタケノコには興味ないんで、そそくさとドライフライ結んで谷に立ちます。
最初のポイントに降り立つと、3匹ほどのイワナが驚いて右往左往します。次の大きなプールの開きを、今度は慎重にそぉ~と覗き込むと、やはり3匹ほどのイワナが驚いて右往左往します。
こんなんじゃあフラットなポイントは私にはムリ。まずは流れ込みの切れ辺りにフライを落とす。と、20㎝くらいのアマゴがフラフラとついてきて無視された。それから同じポイントの巻きの所にフライを落とすと、イワナが出てきてパクリと咥えた。すかさず合わせる。・・・合わせ切れ。それから1段上のポイントでやっとこフッキング。も・・・、バレた。
幸先は悪いけれどもこれだけお魚の反応がよろしければ、今日はそこそこ釣れるぞ!と思ったのがいけなかったのか、その後はサッパリ反応なし。そのうちテンカラ師匠と合流して交互に釣り上がるも、お互いサッパリダメ。なんだかお魚の気持ちは全く解らん。
12時になって車に戻って、下流に入ったルアー船長と合流。
午前中の釣果は、ルアー船長2匹、テンカラ師匠1匹、ドライフライの私0匹。

その後少し上流に行って昼食です。
まず私がケーちゃんを作る。その間に船長は、イワナを3枚に捌く。師匠は天ぷら係。
天ぷらは、まず玉ねぎ。これは師匠のお気に入り。それから道の駅で買ったコシアブラ。ほろ苦いところがよろしい。そしてヒメタケ。ホクホクとして美味しい。次に私が道端で摘んだワラビ。揚げたら真っ黒な小枝のようになった。衣の味しかしない。次に道の駅で買ったアスパラ。甘~い!最後に船長が捌いたイワナ。でも私は事情あって食えない。まあ、美味しかったんでしょう。
それから冷麦を頂いて昼食は終了。
美味しゅうございました。

そして再び谷に立ちます。
まず船長が、最近購入したドローンを持ち出してきて、我々のヒットシーンの撮影に臨みます。ただ、バッテリーが10分ほどしか持たないらしく、ヒットシーンは撮影できませんでした(バッテリーが1時間持っても出来なかったが・・・)。
その後3人で前に出たり引っ込んだりして釣り上がりましたが、ほとんど反応なし。時折、師匠や船長の姿が消えると思ったら、笹薮に潜り込んでる模様。午前中の所より、このあたりの方がヒメタケがあるらしい。
私はチョビスケやらハズカCフライにするも、ほぼ反応なし。ライズを見つけてドライにするも釣れない。そしてだんだん寒くなってきた。
5時納竿。結局、後半は3人共釣れなんだ。
私一人だけボーズに終わった・・・。

 
5月26日 牛道川 
 本当の所は、今日は寒水へ行けんかと思って牛道川を遡ったのですが、最後の橋の所に、新たに「寒水方面通行止め」なんて看板があったので、やっぱり行けんのだと思ってヤメにしました。やっぱり5月31日までは通れんらしい。
それで牛道の車止めまで行って、数分だけ杣道を歩いて入渓しました。
時間は10時半くらいか。それでまずはチョビスケ付けて釣り始めます。と、しばらくして1匹釣れました。イワナ。それでもうしばらくして1匹、そしてもう1匹。おおっ、なんか調子いい。だいたい10分に1匹釣れる。私としちゃあ、こんな事はめったにない。
次のポイントはアマゴポイントなのでドライフライに切り替えます。ただ、そこでは出てくれなかったけれど、それからも10分に1匹ペースで釣れた。アマゴ2匹とイワナ1匹。やっぱりアマゴを釣るならドライフライです。
で、今度はウェットフライに切り替えます。えー、近年常用してるチョビスケ用の6ftの竿でウェットってーのは、ちょっとムリがありそうなところですが、でも私はそれがやりたいの。まあ、小渓流であればなんとかならんかと・・・。で、ウェットだとフライがほとんど見えないから、これが結構に不安なんです。最初にイワナが追尾してきて釣れなくて、増々不安になった。そして20分くらいは何にも釣れなんだ。けど、残りの10分で、パタパタパタと3匹のイワナが釣れた。あのアタリを取るのは、結構楽しいです。
それでまあ、10分に1匹ペースでここまで来て、気が付けば、あと1匹でツ抜けなんですね。私としちゃあ、絶好調なんです。時間は12時くらいで腹も減ってきたし、もう1匹釣って昼食にしようかと思って、またチョビスケにして釣り続けます。が・・・、10分経っても20分経っても釣れない。30分経って挫けました。まあ、これが本来の私の釣りなのです。

車に戻って昼食。
マルちゃん正麺の焼きそば。さすがにマルちゃん正麺だけあって、近所のスーパーで200円した。ラベルが金色も凄い。そしてこの麺が並みのカップ麺とは違います。モチモチたっぷりでその上腰もある。さらに私が感動したのは、具材と麺の絡み具合が、すこぶるよろしい。私、カップ焼きそば食う時にいつも思うんですが、だいたい具材って、カップの隅っこのほうに寄り集まってしまって、それを箸でつまんで麺にのっけて食うしかないんです。あれ、何とかしてほしいなぁ~と。これほど具材と麺が絡み合うカップ焼きそばは初めてです。
それから味は、屋台の焼きそばを思い出させます。
で、一生懸命持ち上げましたが、私はもうこれは買わないでしょう。なぜなら、私はモチモチ感のある麺が嫌いだからです。えー、お餅も、お正月に1個食うだけです。モチモチ好きな方にはお勧めです。

そして再び谷に立ちます。
まずはドライフライ。で、すぐにアマゴが釣れた。その後は時折小物が反応するもフッキングには至らず。ここぞというポイントで、1投目でフライを枝に引っかけてしまい、そのポイントをダメにする。まあ、こういうのが本来の私の釣りであります。
それからチョビスケにして、5分で枝に引っかけて、どうにも取れなくって止む無くラインを切ることに・・・。あれ作るのに40分以上かかっとるのに・・・。ああっ、マイペースだ。
それからチョビスケでなんとか1匹釣って、ドライフライにして1匹。
とりあえず1日通せばツ抜けなのであります。3時半納竿。