(寒水川の流れ)
GW後半 
 3日に、大洞谷川へ行きました。
林道をトコトコ進んで、22日に倒木が道をふさいでた所、まずは車幅くらいに切ってあって、ジムニーか軽トラならばなんとか通れるようにしてありました。ヨシヨシと思いながら更に進むと、時々、車の底でゴトゴト音がする。
ああっ、また杉の枝がどこかに絡んだか。まあ、ここの林道ではよくあることです。
それで車を降りてタイヤ周りを確認するも、そんな枝はない。外れたかな。
で、再び進み始めると、やっぱりゴトゴト音がする。なんかおかしい。
再び車を降りて、今度は車の底を確認する。う~ん、なにも引っかかってはないけど・・・、でも・・・。
フレームのとある箇所、違和感がある。
更にじっくり確認すると、えー、私車には全く無知なんで、その時の感想でありますが、車体底部の、前から後ろに伸びる黒い丸棒の中間あたりに金属の箱のようなものがありまして、その箱はボディーのフレームに、2本の足を延ばして溶接してあります。でですね、その2本のうちの1本の溶接部分が、錆びてボロボロになって切れちまってるではありませんか!(もう1本はしっかりしてた)こりゃあちょっと、素人目にも危うい。
(その後調べたら、黒い丸棒=プロペラシャフト。金属の箱=トランスファー?。車の筋肉みたいなもんじゃないか!!)
これはすぐに出も車屋さんに見てもらわねばイカンです。
でも、ここまで来てしまったんでは仕方ないです。
竿もって谷へ下ります。天気は良くって水位は少し少なめ。まずはドライフライを結びます。と、目の前に小さな獣。カヤネズミです。これはまずめったにはお目にかかれん。カメラを取り出したら岩の下に潜った。そして1度顔を出してまた潜った。そこでその岩の前でカメラを構えてたらもう一度顔を出したのでパチリ。はなはだトリミングはしましたが・・。
そして釣り始めます。
時折小さいのが出ますが、中々ハリ掛かりしません。2時間ばかりやったか。15㎝くらいを1匹と仔アマゴだけ。そしていかんせん、車の事が気になって仕方ない。本当はもっと奥へ行くつもりだったけど、おにぎりも持参してたけど、釣れないし、車が気になるし、挫けました。
帰り道、車のゴトゴト音は始動の時だけと思ったものの、舗装道に出て走ると、時々異音がする。5速に入れるともっとする。それで4速でトロトロ走って、後ろに長い車列を作って、壊れるな壊れるなとヒヤヒヤ思いながら、なんとか白鳥の車屋さんにたどり着いたのでした。
えー、ところが、その車屋さん、GWの連休中でありました。幸い、お留守番の人が1人おりまして「これはいけませんねー。今ウチは連休中なんで、週明けにならないとなんとも言えませんねー」と言って、10万キロ走ったフィットを貸してくれたのでした。
せっかくの連休だというに・・・、私、もう萎え萎えであります。

で、4・5日ですが、10万キロフィットで、しかも借り物の車なんで、舗装道しか走れません。鷲見あたりをウロウロ。チョビスケ・ハズカCフライでそこそこイワナと戯れました。
ただ、フィットはジムニーに比べたら、荷物が楽々詰めるし、ハッチバックもすこぶる便利。
そして、私、常々、ジムニー感覚で物を言ってたことを反省しました。
それはどういう事かと言うと、「あの林道なら普通車で大丈夫だよ。あそこ、結構、普通の車入っとるもん」なんてよく言っておりましたが、あの車たちは、それなりにムリして入ってます。私は、この借り物のフィットで、あそかはよう行かん。そう思った。

6日は雨でお休みでホッとした。
7日は師匠と船長で天ぷら釣行。車は師匠の車。寒水。天ぷら屋の大将師匠は大活躍。とっても美味しゅうございました。
箸すら持ってかない私ではありましたが、ジムニー喪失の失意のどん底にあえぐ私を憐れんで、どうぞ大目に見てやって下さいマシ。

 
 (三谷川のイワナ)
 5月14日 庄川
 今日は叺谷に行ったのですが、入渓点には2台の車。うち一台は山菜取りかも知れんけど、もう一台は確実に釣り人。
挫けて、ひるがのを通り越して、荘川へ行きます。寺河戸から小さな峠を越えて、庄川上流に下ります。
その道すがら、あちこちに車が止まっておりまして、山菜取りの模様。私が車を止めた所にも、丁度食べごろのウドが数本あった。そして私の横に車を止めた3人組、斜面に登って、ポコポコとタラの芽を採っておりました。もう少しするとヒメタケの季節がやってきて、新緑が鮮やかになってきて、渓ではヒメレンゲが黄色い花を咲かせてくれて、これからが庄川の一番いい季節がやってきます。
10時半に谷へ下ります。天気は上々で水位はちょっと増水。ハッチはチラホラ。中々よろしいのですが、ただ気になったのは、水が少々くすんでる。そして、水底にドロか砂が溜まってます。多分、上流で工事をやってるのでしょう。
とりあえず、ドライフライを結んで釣り始めますが、ここぞというところでも出ないので、すぐにハズカシフライに切り替えて、沈めた釣りとします。と、すかさず反応はするものの、中々フッキングには至らず。またドライにしたりハズカシにしたりで、ドライに出てもフライ見てUターンしたり、やっとこさフッキングしても粗相の連続で、2時間やって、やっとこ1匹でした。

そして通常の私のパターンであれば、そこから谷沿いの林道下って下流に行くのが常ですが、いかんせん、私、5月3日より、借り物のフィットの乗っております。その車で、あの林道はよう走らん。それで、来た道をとんぼ返りして、少し進んで、三谷川へ移動して昼食。なんせ借り物の車なんで、舗装道しかよう行かんのですよ。

で、昼食です。
今日のカップ焼きそばは「ペヤング・背脂MAX」。先日、局長さんに頂いた。
「ペヤング好きらしいので、コレあげるけど、あんたのような年寄りにはどうかと思うけど・・・、」とのお断りつきでしたが・・・。
それもそのはず、通常このサイズのカップ焼きそばは、おおよそ500KCal前後が普通なんです。ところがこいつ、696KCalもある。麺の量は同じだから、そのソース(背脂)が200KCalあるのだ。きっとデラデラコテコテなのかと・・。
(ちなみに言いますと、カップラーメンはおおよそ400KCalちょっとが多いです。これはスープが満足感を補ってくれるらしいので、スープの無いカップ焼きそばは、その分だけ麺のボリュームを増して、それで、カロリーが少しばかり多くなるそうなんです)
そして麺にお湯注いて3分待って、ソースを絞りかけます。箸でグルグルかき混ぜると、薄切りの油一杯の豚肉をフライパンで炒めた時の美味しい香りがプンプンします。これは美味しそう~~。2口3口。なかなかよろしいです。醤油ベースですね。美味しいです。4口5口・・・。口周り、油ドロドロになります。ただ、思ったほどにはクドはないけれど・・・、やっぱり年寄りにはちょっと・・・。それに、この脂々感は、健康にはあまりよろしくないと思うぞ。でも、年内にもう一回は食べてもいいかな?

そして三谷川での釣りですが、ドライフライでやろうがハズカシで沈めようが、全く反応なかった。仔アマゴ・イワナすら反応なし。諾々と谷を進んで、ようやく出渓点で、やっとこさイワナを釣って終える。

 
 (林谷のシラメ)
5月21日 林谷・他 
 土曜日に局長さんと、高鷲の谷の探索に行ってきました。それぞれマイナーな所です。
まず切立川のとある区間。
この「切立」という地名ですが、普通に考えたら切り立ってるような谷地というようになりますが、角川日本地名大辞典によると「泰澄大師が”霧立ちの洞”と申されたのを、後の人が切立と呼んだという」(高鷲村史)ということらしいです。
ほお、ここで泰澄大師が出てくるか。まあ、大師は白山を開かれたとされるお人だし、阿弥陀が滝やら猪洞川の上流にもそれにちなんだ所があるから、それも頷けます。まあ、泰澄大師うんぬんより、霧が立ちこみやすい地形ということでしょう。
で、そのとある区間、滑状でフラットでアマゴが釣れそう・・・。でも、ドライフライを流すと時折ピチャンと来るだけで針がかりしない。いかにも口が小さそうな魚の反応。あれは多分クソンボか・・・。ずっとそんな状態でここの探索は終わり。
それから移動して昼食食って、次は八百僧谷のとある区間。
この八百僧谷の読み方ですが、私は今まで「やおぞうだに」と読んでおりましたが、ここいらに詳しい局長さんによると「はっぴゃくそうだに」と読むらしい。
この地名はとても興味深く、まさかこんなところに800人の僧がいたとは思えんから前々から不思議に思ってたんですが、「切立」が泰澄大師のお言葉に因んでるのであれば、ここもやっぱりその類かと思ってワクワクしながら地名辞典をめくったのですが・・・、八百僧の記述はなし。ガッカリ。それで一晩ネット検索をするも、何んにもなし。私は前々から、この地名はもしかしたら「八百比丘尼」に関することが潜んでるんではないかと思ったことがありまして、(以前に掛軸の仕事で、福井県若狭の方からの依頼で八百比丘尼に関する資料をあつかったことがあります。彼女の本拠地ですね。その中に郡上の地名が出てたんですよ)う~ん、残念。誰か知ってる人が居たら教えて下さいマセ~~。
で、そのとある区間。
魚は居ます。見たのはアマゴばかりだけれどイワナも居るはずです。それは他の方の調査済み。そこそこ魚影も濃い。ただ、小さな谷で倒れ掛かった木やら枝が多く難儀。局長さんは何匹か釣ったようだけど私は0匹。そこだけはちょっと悔しかったけれども、こういう、近くて知らなかった谷の探索は、楽しかったです。

翌21日。一人、林谷へ出かけます。と言っても、いまだ借り物の車なんで上流へは行けません。舗装道の範囲。下流部です。
バックウォーターの少し上あたりに下りたところ、意外と水量があります。まだまだ雪代が残ってるようです。
ドライフライを結んで釣り進むも、全く反応なし。そして1時間。ここで出なければ出ないという所。で、出ました。中々のよろしい引き。でもなんだか魚体がギラギラしてる。あ~っウグイか・・・。とガッカリして引き寄せてみると、シラメでありました。ヨシヨシ。
写真を撮ってから同じポイントでもう1投。同じようなサイズが出たけど掛からなんだ。あれこそウグイだったかもしれん。
そこからもう少し進んだら、上流からエサ釣りさんが下ってきました。しゃあない、ここまでです。

それで田茂谷に行って、予定の橋の上流で昼食にしようかと思ったんですが、そこには3台の車が。うち1台は明らかに釣り人。やむえずさらに進んで借り物の車の車底を2回打つ。あの程度の石でさえまたげんのか・・・。ジムニーが恋しいよう~~~。早うこいジムニー~~~。
鉄骨堰堤のとこで昼食して谷に下ります。
ここもやや増水。まずはハズカシフライ。そこそこ反応します。でも咥えない。それでドライフライ。こんどはほとんど反応しない。でもなんとか1匹。そしてその後は反応すらなし。チョビスケしかり。
きっと、雪代のせいです。