(企業CMじゃないよ)
7月2日 庄川 
 久々に晴れました。やっぱり天気が良いと気持ちいいですね。
10時半に庄川に着いて、6ftの竿にドライフライ結んで釣り始めます。なんでそんなに短い竿使うかってーと、チョビスケやらハズカCフライには、こっちのほうが使い易いんです。でもね~。
谷に下りるとやや増水。まずドライフライを下流の開きに流し込んでチョンチョンとやる。と、出た。フッキング。でも、ラインが手前の白泡の渦に巻き込まれてて、ラインがたるんでしまっててバレた。
気を取り直して10m上流。小さな淵から落ち込む手前。フッキング。そこそこ良型のイワナ。でも、ラインが落ち込みの渦に巻き込まれてバレた。
その10m先でもバラした。
平水時やらフラットな流れでは気にならなかったけれど、ここでドライフライやるには竿が短すぎます。
次のポイントはフラットなとこなんで、やっとこ1匹。
その後またバラす。チョビスケ・ハズカCにチェンジするも、今度はなかなかフッキングにはいたらず。でもやっとこ1匹。

下流に移動して昼食。
「ジャンバラヤ味焼きそば」
ジャンバラヤってーのは聞いたことはありますが食べたことはない。まあ、カーペンターズの歌を思い出すだけ。(歳がバレてしまうな)
お湯を入れて3分待って湯切りして、黄土色の粉スープをかけて混ぜ混ぜして一口。
う~ん、こりゃあカレー焼きそばですな。「クミン」て、カレーのスパイスのことでしょう。
でもこの味はなんか懐かしくって、よーく考えたら、私の幼少の頃、母親が作ってくれたカレーチャーハンそのもの。たしか、粉末のカレー粉使ってた。パケージにはターバンのような物を巻いたキャラクターのデザインだったような・・・。
そして半分くらい食い進んだところで、口の中が辛くなってきて、味なんか解らなくなってきた。まあ、ビールには合います。

そして橋の下から入渓。
下流の白泡のとこにチョビスケを横切らせたら、ググッとフッキング。今度こそバラさんぞと竿を立てるも、ラインが上がってこない。ラインは白泡の中に大きく沈み込んでおり、やっぱりバレた。
10m進んで後ろを見たら、釣り人が橋を渡って帰ってく。そうか、ここはあの人が釣った直後か。でも、濡れた足跡はないから、それなりには時間はたってるはず。ならばチョビスケ・ハズカCフライでなんとかしてやろう。現に、さっきチョビスケでフッキングしたんだから。
でも、どうにもならなんだ。
2時間ばかり釣り進んでドライフライに切り替えたら、パタパタと小ぶりな魚が2匹釣れた。
やっぱり、ドライフライの方が釣れる。
でも、チョビスケ・ハズカCフライで釣れると、とっても嬉しいので、これはやめられません。

 
7月10日 入谷 
 今日は入谷。油阪峠を超えてすぐだから近い。軸屋から20分くらいか。
R158から左に折れて、林道をちょっとだけ進みます。すると、ちょっとだけ林道が綺麗になってます。あくまで、ちょっとだけ。
谷はやや増水。昨日の雨で増えてます。ドライフライを結んでワクワクしながら進むも、時折仔魚が反応するだけ。ちっとも釣れん。
クモの巣帯は無視して進んで、ここで出なんだらしょうがないってとこでも出なんだ。
そこでチョビスケにします。と、小ぶりなイワナが釣れた。気をよくして釣り進むも、その後は芳しくなく、ハズカCフライにすると、小ぶりなイワナ。
再び気をよくして釣り進むも、あまり芳しくない。まあ、たまたまフライを変えたポイントだけがよかったのね。
あと、あそことあそこの魚は、きっとドライフライだったら釣れたかも知れんってのが居ったけど、フライ替えるのがめんどくさいのでやらなんだ。
たかだか1~2分の手間を惜しむべきではない。あれはそこそこ良型だった。2時間のうちの2分なんて、0に等しい。
最後の堰堤も不発に終わる。
魚はそこそこいるんだけどねぇ~~。

その後田茂谷へ行って昼食。
読書は、近頃お気に入りの作家、北村薫さんの「六の宮の姫君」。芥川龍之介のことなんかさっぱりわからんけど、好き。これはシリーズ物。女子大生の「私」が出会う日常の中の事件を、落語の師匠「円紫さん」が謎解きをしてくれる。「六の宮・・・」はちょっとマ二アックだけど、その他のシリーズは普通に読めます。
私、この作家の本を3冊読んだところで、まあ名前でもそうだし内容でもそう思ったんですが、この作家、当然女性作家だと思てった。若い時分にデビュー、と。ところが4冊目の解説を読んでたら(私、あんまり解説は読まない)北村さんは男。しかもデビューが40才。どえらいオッサンじゃないか。そんなオッサンが女子大生の気持ちになって書いてる。どえらいショック受けました。でもしょうがない。どえらくファンになってしまったので、これからも読み続けます。
そして田茂谷に立ちます。増水なんでちょっと上流。
このあたり、ヤナギが多い。そしてクモの巣も多い。30分くらい進んだ所でヤニなった。でも、ここから林道に上がろうとするには草ぼうぼうのとこを進まねばならん。それもヤダ。それからここ、日当たりがすこぶるよろしい。・・・暑い。
木陰で一息して「ああ~、去年も一昨年も、この時期に此処へ来て後悔したなぁ~~」そう思った。きっと、その前も、そう思った。私は学習能力が皆無なんだと思う。
それからクモの巣と戦って、最後の出渓地点でパタパタと小イワナ2匹。
結局、写真撮りたいほどの魚には出会えませんでした。

 
 7月18日 寒水川
今日、東海地方は梅雨明けしたんだそうな。今年の梅雨はジメジメシトシトしておりましたなあ。掛軸が乾かなくって難儀しました。晴れて掛軸が乾燥したときを狙って、チャチャっと仕上げる。なんともうっとおしい梅雨でありました。

さて本日は寒水。久々に晴れて気持ちいいです。
10時半に現地到着して谷に下ります。やや増水。このジメジメが続いたせいか、やけに苔むして見えます。
とりあえずはドライフライを結んで釣りますが、反応が無い。相当な悪条件でも仔イワナの1匹は反応するはずの淵でも反応が無い。クモの巣もほとんど無いんで先行者の影響かとも考えたんですが、それにしても反応が無さすぎる。仔イワナポイントにフライを打つも、やっぱりダメ。
30分で挫けてチョビスケにする。と、すぐに反応あり。でもバレた。しばらくしてもう1匹。これは咥えてくれなかった。その後も時々は反応するもフッキングには至らず。
ハズカCフライに変更。しばらくして小ぶりなイワナを釣る。でも、写真を撮るほどでもないサイズ。その後も時々は反応するも釣れなんだ。

中途半端に増水が続くと、魚の反応が極めて低くなることがあります。持論では、増水によって流れるべき川虫が流れ切ってしまうから。流れなかった川虫は、その増水の流れに対応した場所に移動してるから流れない。魚のエサが少ない。よって、魚の活性が低い。さらに、ジメジメしてると、陸生昆虫の活性も低いから、陸上からのエサの供給も無くなってしまう。ドライフライでは、増々釣れない。
そんな時にこそ、チョビスケ・ハズカCが効果的だと思ったんですが、まあ、そうでもなかった。とりあえず、反応するだけマシです。

12時半、昼食。相変わらずカップ焼きそば。
読書は、宮部みゆきさんの「ドリームバスター4」。冒険ファンタジー。
私、ファンタジー小説なんか、絶対に読まないつもりだった。あんなもん、女子供の読むもんだと・・・。(差別発言だな~~)
でも、愛する宮部さんの作品だから1冊くらいは読んでおこうかと・・・。そしたらこれが面白くって、しかもそのラストが思わせぶりなんだよ。1巻目を読み終わってすぐに、2巻を注文。そしたら、またそのラストが思わせぶりなのだよ・・・。現在、シリーズ4巻目です。

1時半、再び谷に立ちます。
チョビスケにシンカー付けたり、ハズカCだったり。まあ、時々は反応。
そしてやっとこ写真サイズを釣る。ネットイン。「おおっ、これでやっと写真が撮れる」
でもネットの中でイワナが暴れて、網と魚と針がこんがらがってしまった。それを緩い流れの中でほどいてたら、逃げられた。
くそっ!!
その後、小ぶりなイワナを2匹。
4時半納竿。

よって、今回も、お魚の写真がありません。

 7月23日 林谷
 アマゴが釣りたいので林谷へ行くも、ボウズに終わる。
しょうがない、イワナで我慢しようと、午後からは田茂谷へ行って、ボウズに終わる。

悔しいので、翌24日も釣りに行く。
叺谷へ行ってボウズに終わる。

31日。牛道と寒水を釣り渡るも、ボウズに終わる。

虚しい・・・。